洞爺湖町で、空家セミナー&相談会を開催しました


令和8年3月7日(土)、洞爺湖町役場の防災研修ホールにて、「空家セミナー&ワークショップ」を開催いたしました 。当日は33名の皆様にご参加いただき、将来必ず訪れるご自宅やご実家の取り扱いについて、熱心に耳を傾けていました 。

本セミナーは、本年度実施した空家の実態調査やアンケート調査の結果を共有し、今後の空家発生を抑制することを目的として開催されました 。ご自宅を所有されており、「近い将来どう扱っていいか困っている」「不安に思っている」という多くの方々に足を運んでいただきました 。

■ 専門家と学生による講演・研究発表

 前半の部では、学生による研究発表が約15分間行われました。続いて、眞境名教授による約25分間の空家に関する講演が行われ、学術的な視点と若者の視点の両面から空家問題への理解を深める時間となりました 。

■ 参加型セッション(ワークショップ) 

メインプログラムとなる参加型セッションは、「実家・自宅の『その後』がちょっと心配な方 〜一緒に不安を解消し始めませんか〜」をテーマに、約40分間にわたり実施されました 。洞爺湖町が進行を務め、「住まいの相談西いぶり」の専門家を交えて、架空の“洞爺湖町らしい”ケーススタディを用いた質疑応答を行いました 。

具体的には、以下のようなリアルな4つのケースが取り上げられました。

  • ケース1:旧耐震基準の物件の売却・解体(虻田地区・築50年想定)
    • 耐震補強なしでの売却の可否や、解体費用の目安について解説されました 。
    • 建物を解体した際の固定資産税の変化や、特定空家等に指定された場合に特例措置が適用外になるリスクについても言及されました 。
  • ケース2:個人売買とトラブル回避(虻田地区・築60年想定)
    • 「現況のまま費用をかけずに売りたい」という設定のもと、宅建業者を通さない個人間売買の可否について議論されました 。
    • 売却後のトラブル(見えない腐食など)を避けるための売主側の注意点が共有されました 。
  • ケース3:維持管理と相続放棄(洞爺町地区・築55年想定)
    • 相続したものの管理が負担になっているという悩みに寄り添い、建物を劣化させないための維持管理ポイントが解説されました 。
    • 相続放棄をした場合の管理義務の行方など、法律的な疑問が解消されました 。
    • ケース4:新耐震基準物件の利活用(温泉地区・築40年想定)
    • 検査済証のない増築部分(15㎡)を含む物件を、民泊や賃貸として活用できるかどうかが焦点となりました 。
    • リフォーム要否の目安や、借り手を見つけやすくする工夫など、前向きな利活用のイメージを共有しました 。

■ 具体的な行動へ!個別相談会 

ワークショップ終了後には、約30分間の「個別相談会」を実施しました 。「住まいの相談西いぶり」の専門家や町職員が個別に対応いたしました 。

 参加者の皆様からは、「法律・相続」「不動産・売却・賃貸」「建物の状態・改修」「行政(支援・手続・税金)」など、日頃から抱えているリアルな困りごとをご相談いただき、具体的な解決の第一歩を踏み出すお手伝いができました 。

■ おわりに 

ご参加いただいた33名の皆様、誠にありがとうございました。洞爺湖町とともに、令和8年度以降も引き続き空家対策に向けた様々な取り組みや意識啓発を進めてまいります 。ご自宅やご実家の「これから」について不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。


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